スタッドレスタイヤおすすめ5選【アジアンタイヤ編】

更新日 2025年11月13日

スタッドレスタイヤとは?

冬の路面(氷・圧雪・シャーベット・低温の雨)で「止まる」「曲がる」を実現するために、配合と設計を最適化した冬専用タイヤです。サマータイヤやオールシーズンよりも、低温でのしなやかさと氷雪への噛み付きが段違い。ポイントは次の4つ。

1) 低温でも柔らかい「冬用コンパウンド」
ゴムは冷えると硬くなりグリップが落ちます。スタッドレスはシリカや柔軟剤、微細な空隙を持つ多孔質配合などを用いて、0〜-20℃付近でも硬くなりにくいのが特徴。柔らかく路面になじむことで接地が増え、氷上・雪上の摩擦を確保します。

2) 細かい「サイプ」と無数のエッジ
トレッドブロックに刻んだ極細の切れ込み=「サイプ」がブロックをたわませ、噛み付き用エッジを大量に作ります。これが発進・制動のトラクションを高め、同時にサイプが氷上の薄い水膜を吸い上げて逃がす役割も担います。

3) 水膜と雪を「さばく」トレッド設計
氷の上は摩擦熱で水膜が生じやすく、これが滑りの主因。スタッドレスは多孔ゴム+細溝+排水・排雪に優れたパターンで水膜を断ち、「雪柱せん断」(雪同士の摩擦で止まる現象)も活かすブロック配置になっています。シャーベットや雨の冬道ではストレート溝の量と排水性も効きます。

3PMSF(スノーフレークマーク)の確認

アジアンタイヤのスタッドレスを選ぶ上で目安になる3PMSF(スノーフレークマーク)。サイドの山と雪結晶の刻印は、規定の冬道試験をクリアした証。「M+S」だけでは泥・雪対応の目安に過ぎず、厳密な冬性能の保証にはなりません。冬は3PMSFの有無をまず確認しましょう。

出典:DVANTI

世界のタイヤメーカー売上ランキング

順位

メーカー名売上高(億ドル)

本社

1ミシュラン275フランス
2ブリヂストン255日本
3グッドイヤー150アメリカ
4コンチネンタル130ドイツ
5ピレリ100イタリア
6住友ゴム工業80日本
7ハンコック70韓国
8横浜ゴム60日本
9中策ゴム(ZCラバー)50中国
10サイルン45中国
11トーヨータイヤ40日本
12マキシス35台湾
13クムホタイヤ30韓国
14アポロタイヤ28インド
15MRF社25インド
16セーラータイヤ22中国
17リンロン20中国
18ネクセン18韓国
19JKタイヤ&インダストリーズ15インド
20プロメテオンタイヤグループ12イタリア

出典: 米国の専門誌『Tire Business』が発表した2024年版「世界のタイヤメーカー売上高ランキング2023」
※6.住友ゴム(ダンロップ・ファルケン)※9.中策ゴム(グッドライド)

このランキングは、各メーカーの2023年の売上高に基づいており、世界のタイヤ市場における主要企業を示しています。日本のメーカーでは、ブリヂストン、住友ゴム(ダンロップ・ファルケン)、横浜ゴム、トーヨータイヤがランクインしています。

一方で、アジアンタイヤを代表する中国や韓国、台湾、そして、インドのタイヤメーカーが多くランキング入りしています。

中国やインドの伸びている背景には、国内需要の大きさ、コスト競争力、技術向上、政府支援などが関係しています。また、両国ともに、単に低価格な製品を提供するだけでなく、研究開発や品質向上にも注力していることが、グローバル市場での存在感を高める要因となっています。

目次

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編集部おすすめのスタッドレス・アジアンタイヤ

①NANKANG(ナンカン) AW-1

出典:amazon.co.jp

驚きのグリップ力と静けさで、雪国ドライブを安心に。

台湾発のタイヤ専業メーカー、NANKANG(ナンカン)は、1959年に設立され、常に技術革新に挑みつつ世界180か国以上で展開する名門ブランドです。

そんなナンカンが送り出すAW‑1は、スタッドレスタイヤとして「ナンカン史上最高」の呼び声もあり、レビューの中でも氷雪路面での駆動力・制動力・静粛性・耐久性に高評価が寄せられています。

また、AW‑1は左右非対称パターンを採用し、トレッド設計・剛性・雪面対応力も意識されたモデルとなっています。

※タイヤはサイズが豊富にあるため、今回は参考サイズを掲載しています。各通販サイトにて愛車のタイヤに合うサイズをお選びください。

口コミ

○凍った道でもしっかり止まり、安心です。国産タイヤと比べても遜色ない性能です!
○安いのに雪道でも滑らず驚きました。この価格でこの性能なら十分満足です!
○スタッドレスにしては静かで、高速走行でも快適でした!
○コントロールしやすいタイヤ剛性で乗りやすい!

AW-1  195/65R15 

②MAXTREK(マックストレック) TREK M7 Plus

出典:amazon.co.jp

価格以上の安心感。氷雪路での効きと静けさを、毎日の通勤に。

中国・広東発のタイヤ専業ブランド「MAXTREK」は、2006年設立。SUVやオフロード系まで幅広いラインアップを持ち、実用本位のコストパフォーマンスで世界各地に展開する注目株です。

そのMAXTREKが手掛ける「TREK M7 Plus」は、冬の「止まる」「曲がる」をしっかり支えるスタッドレスタイヤ。街乗り~郊外の積雪路を想定し、氷上での初期制動と直進安定、ドライ路面での扱いやすさまでバランス良く仕上げています。

左右非対称パターンと細密な「サイプ」、多溝の排水・排雪設計を採用。雪柱せん断を活かすブロック配置で駆動力を確保しつつ、最適化したショルダー剛性でコーナーの“よれ”を低減。軽自動車からミニバンまで選びやすいサイズ展開も魅力です。

※タイヤはサイズが豊富にあるため、今回は参考サイズを掲載しています。各通販サイトにて愛車のタイヤに合うサイズをお選びください。

口コミ

○朝の凍結路でも空転が少なく、発進時の不安が減った!
○国産から乗り換えたが静かで快適、価格差以上の満足感!
○圧雪の高速でも直進が安定し、長距離でも疲れにくい!
○摩耗はこれからだが、この価格なら毎年新調しやすい!

TREK M7 Plus  215/65R16 

③DAVANTI(ダヴァンティ) WINTOURA+

出典:amazon.co.jp

落ち着いた静粛と確かな制動で、冬の高速移動をもっと身近に。

イギリス発のタイヤブランド「DAVANTI」は、実用性能とコストバランスに優れ、欧州基準の開発姿勢で評価を高める注目株。街乗りから長距離まで“快適に走れる冬タイヤ”を求めるユーザーに支持されています。

「WINTOURA+」は、低温でもしなやかな「冬用コンパウンド」と細密なサイプを組み合わせ、氷雪路での初期制動と発進トラクションを確保。排水・排雪性に配慮したマルチグルーブ設計で直進安定を引き出し、乾いた路面でも扱いやすいステアフィールを実現します。軽・コンパクトからミニバン、SUVまでサイズ展開が選びやすいのも魅力です。

※タイヤはサイズが豊富にあるため、今回は参考サイズを掲載しています。各通販サイトにて愛車のタイヤに合うサイズをお選びください。

口コミ

○通勤時間帯の凍結路でブレーキが安定、発進も落ち着いている!
○静かで乗り心地が良く、サマータイヤみたい。長距離でも耳障りなノイズが少ない!
○高速のレーンチェンジで「よれ」が少なく、直進が楽に感じる!
○価格に対して安心感が高く、次も同モデルを選びたいと思った!

WINTOURA+ 215/55R17 

④ Radar(レーダー) Dimax ICE

出典:amazon.co.jp

低温での確かなグリップと落ち着いた直進性で、都市の冬道を安心に。

シンガポール発のグローバルブランド「RADAR」は、実用性能と価格のバランスに優れたラインアップで支持を拡大中。欧州基準を意識した開発姿勢で、街乗りから高速移動まで“扱いやすさ”を重視するユーザーに向きます。

「Dimax ICE」は、低温でもしなやかな「冬用コンパウンド」と多方向の「サイプ」を組み合わせ、氷雪路の初期制動と発進トラクションを確保。マルチグルーブによる排水・排雪設計で水膜を素早くさばき、最適化したショルダー剛性がコーナーの“よれ”を抑制します。乗用〜SUVまでサイズ展開が選びやすいのも魅力です。

※タイヤはサイズが豊富にあるため、今回は参考サイズを掲載しています。各通販サイトにて愛車のタイヤに合うサイズをお選びください。

口コミ

○凍結した住宅街の上り坂でも空転が少なく、落ち着いて発進できた!
○乾いた路面でのノイズが穏やかで、通勤のストレスが減った!
○シャーベット状の道でも直進が乱れにくく、レーンキープが楽!
○個人的にはコスパ最強。性能とのバランスがちょうど良いと感じた!

Dimax ICE 195/65R15

⑤HIFLY(ハイフライ) Win-turi 216

出典:amazon.co.jp

衝撃的な価格!ドライ路面でも使いやすいスタッドレスタイヤ

中国のタイヤメーカー HIFLY が手がける冬用スタッドレスタイヤ「Win-Turi 216」は、日常の雪道・凍結路を視野に入れたモデルです。

シリカ配合の「冬用コンパウンド」、縦リブ+横スロットのトレッド設計に加え、非貫通ブロックのサイプで雪上・氷上のグリップ性能も確保しています。

さらに、雪や水を効率的に排する多溝設計が直進安定性を高め、通勤・買物・家族の送迎など「毎日使える冬用」という立ち位置にふさわしいコストパフォーマンスを実現。軽自動車からミニバンまでサイズ展開も幅広く、選びやすさも魅力です。 

※タイヤはサイズが豊富にあるため、今回は参考サイズを掲載しています。各通販サイトにて愛車のタイヤに合うサイズをお選びください。

口コミ

○ 凍結した路面でもしっかり止まってくれて、発進も安心できた!
○ 乾いた路面でもノイズが控えめで、日常の走りが快適になった!
○ シャーベット状の道でも直進の乱れが少なく、レーンキープが楽!
○ 性能と価格のバランスが良く、冬専用として「買って良かった」と感じる!

Win-turi 185/65R15

スタッドレスタイヤの交換・運用のコツ(実用目安)

  • 履き替え時期:平均気温「7℃」前後から。朝晩が冷える前に早めの交換。

  • 残溝:雪上性能は溝深さの影響が大。残溝4mmを切り始めたら要検討。

  • 慣らし:装着直後は100〜200kmほど急ブレーキ/急加速を控える。

  • 空気圧:寒さで下がりやすいので月1チェック

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取り外し後は汚れ・塩分を洗い、直射日光・高温多湿を避けて

日本で買える輸入タイヤメーカー

最近ではオートバックスやイエローハットなどのカーショップはもちろん、Amazonや楽天、オートウェイなどで豊富なメーカーの中からアジアンタイヤ、輸入タイヤを選べるようになりました。下記の表は日本で購入できるサマータイヤ・スタッドレスタイヤメーカーです。

ブランド名

本社

特徴
NANKANG(ナンカン)台湾手頃な価格で世界中で入手可能
DAVANTI(ダヴァンティ)イギリス安全で快適なドライブを提供
MOMO(モモ)イタリア高品質なイタリアンデザイン
FINALIST(ファイナリスト)

台湾

NANKANGグループのスポーツタイヤブランド

OTANI(オータニ)タイ120か国以上でのグローバル展開
CEAT(シアット)インドインドを代表するタイヤブランド
COOPER TIRES(クーパータイヤ)アメリカ100年以上の歴史を持つ老舗ブランド
HIFLY(ハイフライ)中国

コスパが高く、アメリカやヨーロッパでも人気

ZEETEX(ジーテックス)ドバイ85か国以上でのグローバル展開
RADAR(レーダー)シンガポール世界初のカーボンニュートラル認定ブランド
MAXTREK(マックストレック)中国急成長中で高い評価を受けている
MINERVA(ミネルバ)ベルギー歴史あるグローバルブランドで50か国以上で販売
ARMSTRONG(アームストロング)アメリカアメリカのマイアミを拠点とするブランド
FEDERAL(フェデラル)台湾70か国以上で展開するブランド
TRAVELSTAR(トラベルスター)アメリカ高品質でコストパフォーマンスに優れる
Hankook(ハンコック)韓国韓国の有名ブランド
Nexen(ネクセン)韓国韓国第3位のタイヤメーカー
Kenda(ケンダ)台湾車やバイク、自転車など多様なタイヤを製造

アジアンタイヤのスタッドレスの評判は?

最近のアジアンスタッドレスタイヤは国産スタッドレスタイヤと性能差が縮まってきていると言われています。

なぜ縮まってきたのか

    • 3PMSFの普及(厳冬テスト合格の証)
      多くのアジアン銘柄も「3PMSF(山と雪結晶)」刻印を取得。これはUN/ECE R117の雪路試験をクリアした冬タイヤの証で、EUの新ラベル制度にも表示枠が用意されています。

    • 寒冷地プロービングでの開発
      例:DAVANTIはフィンランドのTest WorldでWintoura系を開発。こうした“北欧での実走開発”が増え、雪上・氷上の基本性能が底上げされました。

    • 化合物・サイプ設計の進歩
      ハイシリカ系コンパウンドや3Dサイプ、パターン最適化で、発進・直進安定・騒音は実用域で“十分”まで来ているモデルが増えています(テスト結果の総評傾向)。

ただし「氷の急制動・濡れた路面・複合操作(曲がりながら止まる)」では、まだ上位国産/欧州プレミアムが優位というのが実情かもしれません。また、使用期間が長くなればなるほど、国産タイヤの耐久性は優れていると言われています。

それでも心配なら国産スタッドレス

この記事を読んでいる多くの方はアジアンタイヤに関心があり、前向きに検討しているはずです。本記事を読んでも海外製に不安が残る、あるいは予算に余裕があるなら、国産スタッドレスは有力な選択肢です。

国産メーカーは品質と信頼性安全性へのこだわり、そしてアフターサービスが充実しています。ブリヂストンやヨコハマ、ダンロップなどの上位国産スタッドレスタイヤの性能は乗り比べると、やはり、流石の一言です。日本の気候・雪質・道路事情を前提に開発されているため、氷上ブレーキや低温ウェットでの安定感、摩耗の進みにくさなど、冬の日本で求められる性能を高い次元で両立しています。

さらに、日本製を選ぶことで国内産業の応援にもつながります。

知識がないまま価格だけで海外製を選ぶと、製造年が古い在庫や車両に合わないサイズを買ってしまい、期待外れに感じるケースも。口コミに左右されやすい方も、満足度や所有感の面で国産を選ぶ方が後悔が少ないでしょう。

アジアンスタッドレスを賢く選ぶ思考

  • コスパ重視の“新品運用”が安全
    高価な国産を限界まで使うより、手が届く価格のアジアンを早めに新品へ。氷雪で効くのは“新しいゴムと深い溝”です。

  • 使い方に合わせて最適解を
    都市部~年数回の降雪ならアジアンでも実用充分。厳寒・山間・凍結坂が多い地域で心配があれば上位国産を優先。

  • 最低限のチェックで失敗を防ぐ
    「3PMSF」刻印/純正同等のサイズ・LI・SI/製造年週(DOT)が新しいこと/取付店の確保。

  • 選ぶ楽しさもメリット
    最近では多くのメーカーのスタッドレスタイヤを購入できるようになりました。アジアンタイヤも履き比べて、あなたにとっての最高の1本を探すのも良いかもしれません。

まとめ:国産が高いから長期で古タイヤを履き続けるのであれば、価格で「我慢」せずに、適切なタイミングで低価格なアジアンタイヤの新品を回す。その運用ができるなら、アジアンスタッドレスは賢い選択です。

オールシーズンタイヤとは?

サマーとスタッドレスの“中間”をねらった通年用タイヤ。
低温でもある程度しなやかな「コンパウンド」と、雨・薄雪に効く「サイプ/溝設計」を組み合わせ、一年を通して履き替えなしを目指したモデルです(厳冬や氷結は想定外)。

特長(メリット)

  • 履き替え不要で手間・保管コストを削減

  • 雨・薄雪・みぞれに対応(「3PMSF」刻印付きなら“ライトスノー”性能の目安)

  • 都市部中心の走行で年間の総合コスパが良いことが多い

限界(デメリット)

  • 氷結路・深雪・厳寒ではスタッドレスに劣る

  • 夏の高温下では、静粛性・燃費・摩耗がサマーより不利になる場合あり

  • 「M+S」だけの表記は冬性能の客観保証ではない(冬用としては「スノーフレークマーク(3PMSF)」刻印を目安に)

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出典:amazon.co.jp

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