DL-1オイルとは?
DL-1オイルとは、ディーゼル車に特化した高性能エンジンオイルです。
燃費の向上とDPF(ディーゼル・パティキュレート・フィルター)の保護に優れたオイルで、低SAPS(低硫黄、低灰分、低リン)処方により、DPFの詰まりを防ぎ、長期的なエンジン性能維持が可能です。
多くの車のメーカーが、DPF装着車にはDL-1規格のオイルを推奨しています。
そこで、この記事ではおすすめのDL-1オイルを厳選してご紹介します。ぜひ、参考にしてみてください。
目次
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ディーゼルオイル交換を安くすませる方法
一般的にはディーラーにオイル交換をお願いすることで、その車種に合わせたオイルを使用し、正しいオイル交換方法で作業してくれるため、安心してカーライフを送ることができます。
一方で、ディーラーはもちろん、カーショップでDL-1オイル交換を依頼した場合、使用するメーカーやオイル量により約6,000円〜15,000円程度かかるため、頻繁に交換する場合、相当な出費になることがあります。
高額になるからといって、オイル交換頻度を長めにしてしまうユーザーが多くいますが、車にとってオイルは長く乗るための必要不可欠な消耗品です。
そこで、オイル交換を安くするためには、DIYでのオイル交換ということになります。
オイルをご自身で購入してDIYで交換した場合はディーラーの半額程度で済んでしまう場合もあります。
正しい知識を身につけ、適切なオイル交換をすることで、愛車は長持ちし快適なカーライフを送ることができます。
ネット購入でコスパ抜群!20Lペール缶がおすすめ
Amazonや楽天で購入できるオイルは最大で20Lです。このオイル缶は一般的に「ペール缶」と呼ばれます。20Lあれば車種によりますが2回〜5回分程度のオイル交換が可能です。
そのため、1Lや4Lよりもリッターあたりの単価が安くなるためおすすめです。
ペール缶は円柱形の金属製容器で、エンジンオイルや工業用油などを保管するためによく使用されるサイズです。「ペール缶」という名前は、英語の「pail」(バケツ)が由来と言われています。
編集部おすすめ、DL-1オイル4選
①TAKUMIモーターオイル DL-1



出典:amazon.co.jp
レース品質を日常に。静粛性と燃費を両立したDL-1
TAKUMIモーターオイルは、日本発のブランドで、「MADE IN JAPAN」の品質と信頼性を掲げ、25か国以上で流通実績を持つモータオイルメーカーです。
レース・モータースポーツ活動で得られた知見を市販ラインにフィードバックしつつ、最新の自動化生産設備を用いて厳しい品質管理下で製造されています。
DL-1シリーズは、DPF(ディーゼル・パティキュレート・フィルター)装着車をはじめとするディーゼル車向けに最適化されており、燃費性能、清浄性能、耐熱・耐久性などをバランス良く追求しています。低SAPS(低硫黄、低灰分、低リン)仕様であるため、DPFの詰まりリスクを抑制しながら長期的なエンジン保護を期待できます。
0W-30は100%化学合成油
| SAE粘度 | 0W-30 |
|---|---|
| ベースオイル | 化学合成油(PAO +HIVI) |
| 容量 | 20L |
5W-30は部分合成油
| SAE粘度 | 5W-30 |
|---|---|
| ベースオイル | 部分合成油(HIVI +MINERAL) |
| 容量 | 20L |
0W-30 購入者の声
○エンジン音が静かで振動も収まった!
○わずかですが燃費が向上しました!
○100%化学合成油!

5W-30 購入者の声
○コスパが高い良質なオイルです!
○ノイズが小さくなりました!
○夏場は5W-30がちょうど良い!

②TOYOTA ディーゼルオイル DL-1


出典:amazon.co.jp
トヨタ開発基準でエンジンを守る信頼のDL-1
TOYOTA(トヨタ)純正のディーゼルオイル「DL-1」は、トヨタ車向けディーゼルエンジンに最適化された設計を特徴とするエンジンオイルです。自社ブランドでオイル整合性を確保することで、メーカー保証・車両整備時の互換性確保とユーザーの安心感を高めています。
このオイルは、JASO DL-1 規格に準拠しており、日本国内市場でのディーゼル車に適合するよう粘度・添加剤設計が調整されています。DPF や DPR/DPD 環境装置を搭載している車両にも対応できるよう、低SAPS仕様で設計され、環境負荷の低減と燃費効率の向上を目指しています。
0W-30は100%化学合成油
| SAE粘度 | 0W-30 |
|---|---|
| ベースオイル | 化学合成油 |
| 容量 | 20L |
5W-30は鉱物油
| SAE粘度 | 5W-30 |
|---|---|
| ベースオイル | 鉱物油 |
| 容量 | 20L |
③MAZDAディーゼル エクストラ スカイアクティブD

出典:amazon.co.jp
理想の燃焼を支える、マツダ純正の特別調合
MAZDA(マツダ)がスカイアクティブ-D エンジン向けに純正採用している「ディーゼル エクストラ スカイアクティブD」は、マツダのディーゼルエンジン設計思想を反映した、高負荷・高効率条件下でも安定動作できるよう設計された専用オイルです。
このオイルは、一般的な DL-1 規格オイルとは異なる成分設計を採ることがあり、スカイアクティブ-D エンジンの特徴である過給圧制御、EGR(排気再循環)量変動、高圧燃料噴射などに対応する潤滑および清浄性能が強化されています。
そのため、「代替で DL-1 規格のオイルを使える車種もあるが、まずは取扱説明書やディーラー仕様に従う」ことが重要です。
マツダSKYACTIV-Dエンジンならこれ!
| SAE粘度 | 0W-30 |
|---|---|
| ベースオイル | 化学合成油 |
| 容量 | 20L |
マツダの純正DL-1はこちら!
| SAE粘度 | 5W-30 |
|---|---|
| ベースオイル | 部分合成油 |
| 容量 | 20L |
④ワコーズ マルチロード DL-1

出典:amazon.co.jp
高温・長距離にも強い、整備士御用達のDL-1
ワコーズ(WAKO’S、和光ケミカル)が手がける「マルチロード DL-1(型番 MR-DL1/品番 E656)」は、JASO DL-1 規格に完全適合したディーゼルエンジン用オイルであり、その特長は「全合成油ベース」「高耐熱性・高清浄性」「省燃費性の強化」にあります。
このオイルは、DPF 装着ディーゼル車の性能維持を意識した処方がなされており、オイルの消費量を抑えつつ耐熱酸化性や摩耗防止性を確保。さらに、エンジン内部の汚れ・スラッジを抑制する清浄添加剤を配合し、長期使用下でも高い内部保護性能を維持します。
ユーザー評価・レビューも比較的高く、「燃費改善」「黒煙抑制」「静粛性改善」といった改善を感じたという声も散見されます。
5W-30は100%化学合成油
| SAE粘度 | 5W-30 |
|---|---|
| ベースオイル | 化学合成油 |
| 容量 | 20L |
トヨタ車ならACEA規格C5オイルが純正の場合も
トヨタのランクルなど、一部車種では「ACEA規格C5」のオイルが純正とされており、DL-1よりも推奨している場合があります。
トヨタ純正エンジンオイル C5 0W-20

出典:amazon.co.jp
DPRを守って、燃費も伸ばす。純正C5の最適解
トヨタ純正オイルC5 0W-20は「ACEA C5」規格に準拠し、清浄性能を強化するためにトヨタが独自に開発した全合成オイルです。
DPR搭載車に特化し、燃費向上を追求した低粘度ディーゼルオイルです。
ベースオイルとして全合成油を使用。排出ガス規制に対応するDPRの機能をしっかりと維持しつつ、低粘度化による優れた燃費性能を実現します。
【ご注意】 C5規格はガソリン車およびディーゼル車の両方に適用されますが、こちらのオイルはトヨタのディーゼルエンジン専用に開発されているため、トヨタのガソリンエンジン車には使用できません。
ACEA C5トヨタ純正オイル100%化学合成油
| SAE粘度 | 0W-20 |
|---|---|
| ベースオイル | 化学合成油 |
| 容量 | 20L |
監修:鹿の角編集部
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DPF装着車はDL-1オイル以外は使えないの?
DL-1規格以外のオイルを選ぶ際は、ACEA C2やC3規格といった低SAPS処方のオイルも選択肢となります。
欧州車では、DL-1よりもACEA規格が指定されることが多く、これらのオイルもDPFの保護に有効です。一方で、トヨタ、マツダ、ニッサン、三菱など日本国内のディーゼル車市場では、一部を除き、DL-1が一般的で推奨される規格になります。
DPFとDPRの違いとは?
DPF
DPF(Diesel Particulate Filter)は三菱・マツダ・ニッサンに使用される装置で、ディーゼルエンジンの排気ガス中のPMを物理的にフィルターで捕集するシステムです。DPFはフィルター内にPMが溜まると、自動的に高温でPMを燃焼してフィルターを再生します。多くのディーゼル車に搭載されています。
DPR
DPR(Diesel Particulate Reduction)は、トヨタ、日野で使用される装置で、ディーゼル車の排出ガス中のPMを減少させるためのトヨタ独自の技術です。基本的にはDPFと同様に、排気中のPMをフィルターで捕集する仕組みです。
DL-1のベースオイル選び
100%化学合成油
完全に化学的に合成されたオイルで、純粋な合成成分を使っています。高温や低温での安定性が非常に高く、酸化や劣化にも強いため、過酷な条件下でもエンジンをしっかり保護します。エンジン内部の汚れやスラッジの形成を最小限に抑え、長期間にわたり清浄性を維持します。粘度の変動が少なく、低温時にも素早くエンジン全体に行き渡ります。
部分合成油
鉱物油と化学合成油をブレンドして作られたオイルで、鉱物油よりも性能が向上しています。高温時の性能が鉱物油よりも優れ、エンジン内部の清浄性をある程度保つことができます。オイルの価格は100%化学合成油より安価で、鉱物油よりも高性能。
鉱物油
原油を精製して作られた天然由来のオイルで、歴史的に最も一般的なエンジンオイルです。加工が少なく、コストが非常に安いのが特徴です。通常の運転条件下では十分な性能を発揮しますが、高温や低温での安定性は部分合成油や100%化学合成油には劣ります。使用する車の標準オイルと同等以上を選ぶように心がけましょう。
どちらの装置でもDL-1オイルを使用します。また、いすゞ自動車で使用される装置はDPD(ディーゼル・パティキュレート・ディフューザー)と言います。






