東日本大震災で99%以上戻ってきた貴重品
東日本大震災のように津波が家を破壊しても、多くの金庫が見つかったと聞きます。
当時のニュースでは流されてしまった金庫の数は約5,780個で、その中には現金約28億円程度入っていたと伝えていました。
さらに驚くことに、そのうち99%以上は、中に入っていた通帳や権利書などが決め手となり、持ち主に返還されたそうです。
火事や洪水など、家が倒壊や浸水の被害にあったとしても、家庭用金庫があれば、個人や家庭が所有する貴重品、重要文書、現金などを守れるかもしれません。
そこで、この記事ではおすすめの家庭用金庫を厳選してみました。ぜひ、参考にしてみてください。
目次
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住宅火災から守る
耐火性の時間
一般的な火災の場合、30分から1時間の耐火性が必要となります。耐火性のない金庫は火災の場合に中身も一緒に燃えてしまいます。より高い保護レベルが必要な場合は、2時間程度の耐火性のハイエンドタイプもあります。
耐火性の温度
一般的には、紙が焼ける温度は約451°F(約233°C)ですので、この温度以上の耐火性が必要です。一部の高性能な金庫では、1700°F(約927°C)までの保護が提供されています。
火の手が上がった際にするべき行動は素早い消化活動ですが、命の危険が迫っているようであれば、すぐに避難する必要があります。
貴重品を取りに部屋を移動して逃げ遅れてしまうケースも多くありますので、本当に大事なものを金庫に保管しておくことで、人命を最優先に行動できるようになります。
強盗から守る金庫とは?
火事から貴重品を守る家庭用金庫と、盗難から守る「防盗金庫」は、そもそもの役割が違います。
「防盗金庫」は小さなタイプでも数百kg、500kg以上になるものなどもあります。
また、金庫が特殊な鋼材で囲まれており、電動ドリルやハンマーを使用しても、簡単には破壊することができないようになっています。
そのため、一般家庭で設置するには床材や下地の工夫や、搬入作業においてハードルが高くなります。
一方で、今回ご紹介する家庭用金庫は、耐火金庫としての役割を主に考え、ある程度の庫内容量を確保し、重量も30kg〜60kg程度の範囲で選んでいます。
条件は耐火テスト
ネットでは1〜2万円程度の家庭用金庫を見かけますが、その場合に注意すべきは「耐火テスト」の有無です。
家庭用金庫の主な目的を火災や洪水と捉えれば、耐火テストを実施していない金庫は、単なる保管庫に過ぎません。
編集部おすすめ、家庭用金庫6選
指紋認証採用の耐火・耐水金庫!
① SentrySafe JFW123BTL
出典:amazon.co.jp
セントリーセーフ(SentrySafe)は、1930年にアメリカで創業されました。
ニューヨーク州ロチェスターに本社を置き、主に耐火性や防水性に優れたセキュリティ製品を製造・販売しており、特に家庭用金庫や業務用金庫で知名度が高いブランドです。
ご紹介のJFW123BTLは、指紋認証採用の高機能タイプで、A4サイズの書類も楽々収納でききます。
高い耐火性はもちろん、UL急加熱爆発テスト合格、ETL落下衝撃テスト認定、ETLデジタルメディア耐火テスト認定・ETL耐水性能テスト認定など、数々の試験に合格している安心できる金庫です。
太く本数の多いカンヌキによる頑強なセキュリティ構造で庫内の貴重品を守ります。
容量 | サイズ | 重量 | 耐火性能 |
---|---|---|---|
33.6ℓ | 外寸:幅約41.5×奥行約49.1×高さ約45.3cm | 39kg | 米国UL1時間927℃耐火テスト合格 |
セントリーセーフのハイエンド版!
② SentrySafe JTW123GEL
出典:amazon.co.jp
SentrySafe(セントリーセーフ)JTW123GELは、同シリーズのハイエンド版です。
テンキー+鍵のダブルロックを採用し、テンキーは大きく見やすい数字キーで快適に操作できます。
もちろん、バックライト付きで暗い場所でもしっかり文字が見えます。
耐火時間はなんと、UL2時間耐火テスト合格!
その他、UL急加熱爆発テスト合格、ETL落下衝撃テスト認定、ETLデジタルメディア耐火テスト認定・ETL耐水性能テスト認定もされています。
①と比べて、重量も57kgと重く、より丈夫な金庫となります。
容量 | サイズ | 重量 | 耐火性能 |
---|---|---|---|
33.6ℓ | 外寸:幅約41.5×奥行約49.1×高さ約45.3cm | 57kg | 米国UL2時間1010℃耐火テスト合格 |
性能、価格ともにバランスが取れたマスターロック
③Master Lock (マスターロック) 金庫 33.6ℓ
マスターロック(Master Lock)は、セントリーセーフとグループブランドで、1921年にアメリカで創業されました。
マスターロックは、特に南京錠で知られ、その他にも様々なタイプのロックとセキュリティ製品を製造しています。
LFW123FTCは①のセントリーセーフJFW123BTLと基本性能は変わりません。ロックはテンキー式のシングルロック。
バックライトが付いているため、暗い場所でもしっかり文字が見えます。
A4ファイルが横収納可能な大きなサイズのため、沢山の書類を保管できます。
また、庫内を照らすLEDライト付きのため、光が届きにくい倉庫内でも中身の確認が容易です。
ドア裏収納付きのため、小物の整理に便利です。
容量 | サイズ | 重量 | 耐火性能 |
---|---|---|---|
33.6ℓ | 外寸:幅約41.5×奥行約49.1×高さ約45.3cm | 39kg | 米国UL1時間927℃耐火テスト合格 |
低価格のAmazonベーシック製
④ Amazonベーシック 金庫 35.1ℓ
出典:amazon.co.jp
金庫は14ゲージの高耐久のスチール製ボディ。
これまでご紹介させていただいたサイズ感で安価な金庫を探している場合は、選択肢として入ってきます。
耐火性については648度-20分間の試験で、記録保護装置の耐火性に関する安全試験 UL 72規格を準拠。
操作については電子キーパッドなため、素早くアクセスでき使いやすいモデルです。
出典:amazon商品説明より一部抜粋
容量 | サイズ | 重量 | 耐火性能 |
---|---|---|---|
35.1ℓ | 外寸:奥行35.1 x 幅36 x 高さ50 cm | 31kg程度 | 安全試験 UL72規格を準拠 |
日本製の耐火2時間!タフな金庫
⑤日本アイエスケイ KUX-20SDA
出典:amazon.co.jp
日本製の金庫をお探しの場合、日本アイエスケイ社の耐火金庫はおすすめです。
特に書類を保管しやすい、横に広いサイズで、角2封筒を折らずに収納することができます。
耐火性能についても、JISの耐火テスト2時間に合格しており、安心して書類を保管することができます。
また、重量も70kg近くあるため、持ち出しにくくタフな家庭用金庫です。
出典:amazon商品説明より一部抜粋
容量 | サイズ | 重量 | 耐火性能 |
---|---|---|---|
21.9ℓ | 外寸:奥行50.5×幅50.4×高さ39.2cm | 69kg程度 | 第三者機関テスト2時間耐火 |
18ヶ月保証のおしゃれな金庫!
⑥ディプロマット A530R3WRBLACK
出典:amazon.co.jp
ディプロマットは、長年にわたり高品質な金庫を提供している信頼のブランドで、特に耐火性・耐水性を重視した製品で定評があります。
今回紹介する「ディプロマット 60分耐火・耐水金庫クリスタル A530R3WRBLACK」は、特に防火、防水、そして強固な耐久性を誇る優れた金庫です。
この金庫の最大の特徴は、60分間の耐火性能です。金庫内部の温度を177度以下に保つことで、万が一の火災時でも重要な書類や貴重品を安全に守ることができます。さらに、スウェーデンの厳格なSP規格に合格しており、1010度の高温に耐えることができるため、どんな過酷な状況でも安心して利用することができます。
また、衝撃落下試験にも合格しており、1093度に加熱された状態から9.1メートルの高さからの落下後も施錠されたまま、内部の新聞紙が判読可能な状態を維持しています。この頑丈なボディ構造は、火災だけでなく急加熱や物理的な衝撃にも耐え、信頼性を証明しています。
さらに、耐水試験もクリアしており、1分間に80リットルの水を30分間散水しても内部が濡れることはありません。防水性能は、洪水や消火活動中の水害からも貴重品を守るための重要な機能です。
この金庫は、火災や水害などの自然災害から大切なものを確実に守るために設計された製品で、特に家庭やオフィスでの使用に最適です。
出典:amazon商品説明より一部抜粋
容量 | サイズ | 重量 | 耐火性能 |
---|---|---|---|
36ℓ | 外寸:奥行47.4×幅40.4×高さ52.2cm | 53kg程度 | スウェーデンSP耐火60分テスト |
監修:鹿の角編集部
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南海トラフ地震に備えて
大切な人からもらった手紙、写真など、宝石や時計などだけでなく、想い出の品は変えがききません。
長く残しておきたいものほど、失ってしまった際のダメージは大きいものです。そうならない前に金庫の役割をもう一度、考えてみませんか?
また、ボルトで床固定できるタイプであれば、持ち出しまでの時間がかかるため、タンスなどで保管するよりも防犯性を高めることができるでしょう。
記事の冒頭でもあったとおり、今後予想されている南海トラフ大地震、そしてあらゆる火災や自然災害に備えて、名前の分かる物と一緒に貴重品を保管することをおすすめいたします。大切なものを失わずにすむかもしれません。