カースロープがあればジャッキよりも簡単に車両が上ります。
車のオイル交換や足回りの点検など、さまざまな作業に便利なアイテムがカースロープです。
カースロープを使うことで、作業時間が短縮されるのはもちろん、車高が低い車の場合でも、カースロープを使用することでジャッキを使わずに車体を簡単に持ち上げることができます。
この記事では、車両メンテナンスを安全に行うためのカースロープをご紹介いたします。
目次
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カースロープは危ないのか?
樹脂製のカースロープは危ないのか?という疑問を見かけます。
車両の下に潜った作業ですから、限りなく100%に近い安全性を考慮する必要があります。
カースロープの正しい使い方と保管方法について学ぶことで、カースロープは危険なものではなく、安全で作業しやすい道具となります。
「カースロープは危ない」という誤解を解くために、下記の簡単な内容を理解しておきましょう。
平坦で安定した場所を選ぶ
カースロープを使用する前に、設置場所が平坦で安定していることを確認します。傾斜のある場所や、砂利や土などの不安定な地面では使用しないでください。ホイールチョック(車輪止め)の準備
車が動かないように、後輪または前輪(車の向きによる)にホイールチョックを設置して車両をしっかり固定します。車両を慎重に乗せる
エンジンをかけてゆっくりと車をスロープに乗せます。急激にアクセルを踏むとスロープからタイヤが外れる可能性があるため、慎重に操作します。タイヤがスロープの頂点に到達したら、ブレーキを踏んで車を停止します。パーキングブレーキをしっかりかける
車をスロープに乗せたら、必ずパーキングブレーキをかけて、車が動かないようにします。車を揺らして確認
安全のため、車を軽く前後に揺らして、スロープがしっかり固定されていることを確認します。スロープが動いたり、タイヤが外れていないかをチェックします。作業の実施
安全が確認できたら、オイル交換や他の作業を開始します。車両をスロープから降ろす
作業終了後は、パーキングブレーキを解除し、ゆっくりと車をバックさせてスロープから降ります。急な動作は避け、丁寧に操作しましょう。
また、保管方法についても使用後は、カースロープの表面に付着した油汚れや泥を拭き取りましょう。汚れが残っていると、次回使用時に滑りやすくなる可能性があります。保管場所も長期間直射日光にさらされると劣化する可能性がありますので、日陰や屋内の涼しい場所が適しています。
編集部おすすめカースロープはこれ!
ジャッキよりも早く、170mm車を上げるカースロープ
①ミナトワークス ワイド型カースロープ
ミナトのワイド型カースロープは、幅が広いためタイヤを簡単に乗り上げることができます。
スロープ寸法:900mm x 330mm x 220mm(立ち上がり170mm)
ジャッキよりも素早く車両を170mmも持ち上げることができるので、タイヤ交換やオイル交換、足回りの整備などに役立ちます。
耐久性が高く、一体型なので組み立てる手間もありません。また、重ねて保管する際もスペースを節約できます。
元祖カーランプ!軽量で安全性の高い信頼のブランドです。
②RFLO TOOL USA製 軽量カースロープ
カースロープの元祖と言えば、アメリカのFLO TOOL(フロツールズ)のカーランプでしょう。 軽量で耐久性のある材質のため、長い間、改良を重ねながらも販売されているロングセラーです。
(Rhino Ramps)
スロープ寸法:900mm x 328mm x 218mm(立ち上がり170mm)
このカースロープも車両を170mmも持ち上げることができるので、タイヤ交換やオイル交換、足回りの整備などに役立ちます。
商品説明欄の注意書きには「中国・台湾製等の類似品にご注意下さい。」とありますので、元祖カースロープとしての品質と安全性には期待できます。
サイズ違いはこちら
155mmの立ち上がり。7tのに耐荷重!
③ROBLOCK カースロープ
カースロープの上部は円弧状になっており、車両を固定して車両の滑り落ちを防ぎます。
スロープ寸法:905mm x 305mm x 205mm(立ち上がり155mm)
155mmも持ち上げることができるので、タイヤ交換やオイル交換、足回りの整備などに役立ちます。
耐荷重も2つのカースロープを同時使用した際は7tと、乗用車などでは安心して使用できます。
7t積載機能!強い耐荷重力!
④OULEME カースロープ ハイリフト
OULEMEのカースロープは330mmの幅広タイプのため、あらゆるタイヤ幅に対応、安心感と使い勝手の良さから人気があります。
スロープ寸法:905mm x 330mm x 215mm(立ち上がり170mm)
「170mm立ち上がり」のため、メンテナンス時に車の下に入れることができます。
また、「滑り止め設計」で、スロープの表面は滑りにくい形状で、底面に滑り止めゴムブロックが取り付けられています。
ローダウン車のフロアジャッキ補助ならこのタイプ
車高の低い車の油圧ジャッキに最適なスロープ!
⑤OULEME カースロープ ローダウン対応
車高の低い車両のカースロープで、前進時にフロントなどを擦りにくくします。
立ち上がりは64mm程度のため、スロープだけでは潜って作業はできません。
ローダウン車やエアロパーツ装着車などの油圧ジャッキのスペース確保に。
日本製の安心感。2分割が超便利!
⑥クスコ ( CUSCO ) 2分割タイプ
新型ローダウンスロープは便利な4つの機能を備えています。2分割タイプの構造により、ジャッキアップの際にスロープが邪魔にならないスマートな設計です。
収納時や車載時にもコンパクトにまとまり、更にスロープに乗る際にズレない特殊構造を採用しています。
スタイリッシュなクスコブルー仕様で、CUSCOロゴ(プリント済)も入っています。
軽くて丈夫なABS樹脂製で、日本製の高品質にこだわっていますので、ハードな使用でも安心です。
その他、通販サイトで評価の高いカースロープ
下に潜る作業は立ち上がりサイズが重要!
車のオイル交換や足回りの点検など、下に潜る作業なら、立ち上がりサイズが重要です。
150mm程度の立ち上がりがあれば下へ潜ることができますが、ジャッキアップの補助を行うような100mmに満たない立ち上がりの場合は、カースロープだけでは潜ることができないので注意が必要です。
この位の高さが必要です!
ローダウン車のジャッキアップ補助
カースロープはホームセンターで売ってる?
カースロープは一部の大型ホームセンターやカー用品店で販売されていますが、店頭に並んでいる種類は限られていることが多いです。Amazonや楽天などの通販では、より多くの種類が取り揃えられています。
今回、ご紹介のカースロープは価格も店頭よりも格安のものばかりです。送料無料となる場合が多いので、愛車にあったカースロープを吟味してお選びいただくことをおすすめします。
カースロープは自作できる?
ネットで検索すると自作をしている方を見かけることができます。DIYで自作する方のほとんどが、木製のカースロープのようで、プロでなくても制作は可能です。
自作のカースロープは、特に木製の場合、強度を保つために重くなることが多く、取り扱いが難しくなることがあります。さらに、市販品と比べて耐久性に劣り、屋外での使用時には腐食や劣化のリスクが高まります。
市販のカースロープはそのほとんどが、プラスチック(樹脂)製や金属製となります。木製よりも軽いため、強度と扱いやすさの両立ができます。
そして、市販品は価格も手頃なものが多いため、自作と比べても大きな差が出ません。自作する場合は趣味と割り切って制作すると良いかもしれません。
そして、一緒に必要になるのは車輪止めです
車輌の輪止めとは、駐車時に車輪の動きを止めるために使用される装置です。
一般的には、駐車場やガレージなどで使用され、車輪を固定して車両が勝手に動かないようにする役割を果たします。
例えばカースロープを前輪に利用した場合、後輪に輪止めをすることで、さらに安全に作業ができるようになります。
傾斜地での駐車にも役立つので1セット持っておくととても重宝します。
編集部おすすめ車輪止めはこれ!
高品質ゴムで長期間の使用でも劣化が少ない!
ミナト ゴム製 タイヤストッパー WS-R4T
オイル交換をジャッキだけでやっていませんか?
リジットラック(うま)を使うならジャッキが必要
車載ジャッキ
自動車に搭載されている車両専用のジャッキです。通常、予備タイヤや修理キットなどと一緒に車両のトランクに収納されています。車載ジャッキは、車両のタイヤ交換や緊急時の故障修理などで使用されます。
フロアジャッキ
フロアジャッキは一般的にトール式ジャッキ(ボトルジャッキ)と呼ばれるタイプのジャッキで、底面が平らな大型の本体と、ジャッキアーム(ピストン)で構成されています。油圧を利用して作動し、ハンドルやペダルを操作して車両を持ち上げることができます。
車載ジャッキの支え方はこんなに不安定
車載ジャッキで支えている状態を写真で見ると、こんなにも不安定です。
横の力が加われば簡単に倒れてしまいます。
さらにジャッキポイントを間違えてしまうと、大変危険です。
車両をジャッキアップする際には、ジャッキポイントを正確に特定し、それに沿ってジャッキを配置する必要があります。
正しいジャッキポイントで使用しないと、損傷や事故のリスクにつながってしまいます。
最後に、ジャッキのみで車両の下に潜るのは大変危険です。車載ジャッキはもちろん、フロアジャッキであげた際もリジットラック(うま)を利用する必要があります。
オイル交換にはドレンパンが便利です
8リットルの大容量!
STRAIGHT オイルドレンパン
ストレートのオイルドレンパン 8Lはオイル交換の際に廃油を受けるためのドレンパンです。
タンク形状になっていますので、キャップを締めるだけでこぼれずに片手で持ち運びができる画期的な商品です。
これは編集部でも使用しているオイルドレンパンですが、オイルの受け皿の傾斜がゆるいため、廃油が若干跳びはねる場合があります。
オイルを受けやすい6リットルタイプ
HAZET オイルドレンパン
ハゼットは150年以上の開発・製造の経験を有している、プロユース向けの高品質な工具のトップメーカーです。
廃油を落とす際もオイルが受けやすい形状となっているため、安心して作業することができます。
容量が6リットルのため、オイル量が多い一部の車種によっては足りなくなるケースがありますのでご注意ください。
また、オイル交換だけでなく多用途にも対応しており、 クリーニングトレイなど、一般的に自動車産業やワークショップでの多面的な使用に適しておて汎用性が高いのも特徴です。
残念ながら購入された方の多くのコメントでは、写真にあるロゴがついていないようでシール対応とのことでした。