刺股(さすまた)のおすすめと使い方|安心の国産モデル、素材の違いとは?

更新日 2025年7月31日

なぜ今、「刺股」が必要とされるのか?

防犯意識が高まる中、「誰も傷つけない制圧手段」として刺股が再注目されています。
特に以下のような場面での導入が進んでいます。

  • 学校・教育施設での不審者対策

  • 老人ホームや保育園での緊急対応用

  • 一般家庭での侵入者対応(護身用)

銃や刃物といった武器に比べ、刺股は殺傷性がないため、法的・倫理的なリスクが少なく、誰でも比較的安全に使用できます。

刺股とは?歴史と現代での活用

刺股の起源と歴史

画像はイメージです

刺股は江戸時代、捕物道具のひとつとして使われていました。
「突いて捕らえる」ための道具で、相手に致命傷を与えずに取り押さえることが目的です。

現代における刺股

出典:amazon(ミツル さすまた こない手)

  • 現在では、防犯・護身用具としてリニューアルされた刺股が多数登場しています。
    特徴は以下のとおりです。

    • 軽量なアルミ素材が主流

    • グリップ付きで扱いやすい

    • 伸縮・折りたたみ式も登場

目次

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編集部おすすめ刺股(さすまた)

①ミツル さすまた こない手

出典:amazon.co.jp

 

材質・重量アルミ製(本体) 1.1kg
全長約200cm
先端U字タイプ(内寸約47cm)

日本の老舗工具メーカー、角利産業株式会社(創業1946年・新潟県三条市)は、伝統と信頼を誇り、堅牢な大工道具や防災用品、防犯器具に定評があります。そんな角利産業が手掛けた「ミツル さすまた こない手 U型」は、創業以来培われた技術と安全性へのこだわりが息づく国産製品です。

この護身用具は、軽量かつ力強く攻撃者に間合いを取ることができる設計です。全長200 cmのアルミ製フレームはしなやかでありながら強靭で、わずか1.1 kgほどの軽さなので女性やお年寄りでも扱いやすく、緊急時にも素早く手が伸びる頼もしさを感じさせます。

特徴的なのは、U字型の先端部分で、幅約470 mmの取り押さえ口が設けられており相手を支えつつ距離を確保できる安心構造。グリップ部分は滑りにくい特殊リブ付きパイプで仕上げられ、手に馴染む感触としっかり握れる安定感があります。

この「こない手 U型」が心をときめかせるのは、いざというとき、自らを護る武器となるだけでなく、使い慣れた道具のように自然に扱えるシンプルさ。危険な場面で慌てず冷静に距離を維持し、警察到着まで時間を稼げる余裕をもたらします。基本的には威嚇や距離確保の目的にあり、相手を傷つけずに抑制するための設計です。

この道具を持つことで、夜間の一人歩きや施設警備、店舗運営中の安心感がぐっと高まるでしょう。何より、「軽い」「国産」「信頼できるメーカー」という三拍子がそろい、日常の防犯対策として心強い味方になります。

握りやすいゴムグリップ!軽量アルミ製!

キャッチが着いた手足用さすたま!

②山崎産業 刺股B (足掛け付)

出典:amazon.co.jp
材質・重量アルミ製+スチール製 1.5kg
全長約210cm
先端U字タイプ(内寸約46cm)足掛け付き

山崎産業株式会社は業務用掃除用品や環境改善用品の分野で知られ、清掃用ポールやプロテックシリーズなど、長年にわたり業務現場を支える信頼の日本メーカーです。
その山崎産業が手がけた「刺股B(足掛け付)」は、防犯具としての実用性と安定性を追求した国産設計によって成り立っています。

山崎産業 刺股B(足掛け付)は、足掛け(フットステップ)付きで、相手を効果的に支える構造を持ち、学校やマンションなどの施設警備に最適な護身用さすまたです。

全長は約2100 mmで、U字部内寸は約460 mmと広めに設計されており、しっかりと安全な距離を保ちながら相手を取り押さえられます。
素材は柄がアルミパイプ、U字部がスチールパイプで構成されており、耐久性と軽さを両立。
重量は約1.5 kg(足掛けありの場合)で、女性や高齢者でも扱いやすい適度な重さです 

特筆すべきは、足掛け構造。一般的なU字先端よりも踏ん張りやすく、相手を確実に支えやすい点が大きな違いです。
グリップ部は滑りにくい長巻ゴム素材で、確かな握り心地を提供し、緊急時にも力が入りやすくなっています

足掛け付き!

山崎産業(Yamazaki Sangyo)
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③本宏製作所 アルミ製防犯用 刺股 用心棒

出典:amazon.co.jp

 

材質・重量

アルミ製 約1.2kg

全長約194cm
先端U字タイプ(内寸約46cm)

本宏製作所(HONKO)は、長年にわたって日本国内で医療・学校・自治体向けの環境整備用品を製造してきた信頼ある老舗企業で、防犯用具においてもその高い品質と実用性が評価されています。

その中でも、アルミ製刺股(さすまた)「用心棒」は、軽量かつ高耐久を兼ね備えた国産防犯具として、多くの教育施設や公共機関で導入されている製品です 

「用心棒(YB‑1)」は全長約194 cm、U字型先端の幅約46 cmで構成されており、棒の先端を壁や床に押し当てることで対象者を安全に制圧し、過剰防衛を避けながら護身が可能です

重量は約1.2 kg程度と軽く、女性や高齢者でも扱いやすい設計でありながら、団体導入前提の製品であるため打撃に耐える強度も備えていると評されています 

自治体や学校でも導入多数!

本宏製作所
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④ハラックス さすまた 護身用

出典:amazon.co.jp

 

材質・重量

アルミ製 約760g

全長

約198.5cm

先端U字タイプ(内寸約43.5cm)

ハラックス(HARAX)は、農業機器や防災用品の製造で知られる日本の専門メーカーであり、その高い加工技術を活かして開発された「アルミ製さすまた 刺股は、防犯・護身のための実用性と扱いやすさを兼ね備えた一本です。

この製品は、全長約198.5cm、先端幅約435mmという十分なサイズを持ちながら、特殊なアルミ製楕円パイプを使用した一体型溶接構造により、重量はわずか約760gと非常に軽量で、女性や高齢者でも無理なく操作できます。

また、パイプ表面には耐久性のあるアルマイト加工が施され、滑りにくい楕円グリップにより握りやすさと安定性を確保しています。

狭い通路や教室、オフィスなどでも取り回しやすく、不審者対策や侵入者対応用として、学校や企業・公共施設など法人向けに広く採用されており、個人宅への配送には対応していない法人専用モデルとなっています。

その軽さと強度、操作性のバランスにより、いざという時に頼れる防犯アイテムとして、現場の安心を支える優れた製品です。

軽量タイプで女性でも使いやすい!

⑤Bonarca さすまた U字タイプ 2段階伸縮

出典:amazon.co.jp

 

材質・重量

ステンレス製 約1.2kg

全長

収納時(約135cm)使用時(207cm)

先端U字タイプ(内寸約48cm)

Bonarca(ボナルカ)は、安全性と機能性を追求する国内企業として、防犯・護身用具の分野において実用性と使いやすさを兼ね備えた製品を展開しています。

「さすまた U字タイプ 2段階伸縮モデル」は、限られた収納スペースにも対応できる全長135cmから最大207cmまで伸縮可能です。

軽量な約1.2kgのステンレス製ボディに加え、先端幅約48cmのU字型フォークが不審者との距離をしっかり確保。

滑りにくいグリップや樹脂カバー付きの安心設計により、学校・施設・店舗など幅広い現場で安全対策用具として導入されており、いざという時にも素早く展開して使える携帯性と即応性に優れたさすまたです。

本製品については日本企業の取扱いによる輸入製品との記載があります。

2段階伸縮!価格も安いお手軽なさすたま

監修:鹿の角編集長
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刺股の使い方|実際にどう使うの?

基本的な使用法

刺股の先端はU字型になっており、相手の胴体や腕、脚などを押さえつけて動きを制限することができます。
距離を保ったまま制圧できるため、安全性が高いのが特徴です。

■ 使用のポイント

  1. 相手と1.5m以上の距離を保つ

  2. 頭や顔は狙わず、胴体・脚を押さえる

  3. 2人以上で対応するのが理想(1人が刺股、もう1人が通報や援護)

■ 注意点

刺股はあくまでも「一時的な制圧用具」です。
使用後は速やかに警察へ連絡するなど、他の防犯対策との連携が重要です。

刺股の素材で選ぶ!アルミ製とステンレス製の違いとおすすめは?

刺股にはいくつかの素材がありますが、特に多いのが「アルミ製」と「ステンレス製」。
この2つの素材の違いやメリット・デメリット、そして用途に応じた選び方を詳しく解説します。


1. 刺股の素材はなぜ重要なのか?

刺股は、相手との距離を保ったまま身体を押さえたり牽制する道具です。
実際の使用時に重要となるのは、「軽さ」「強度」「扱いやすさ」「保管のしやすさ」。

その中でも、「どんな素材が使われているか」は、使いやすさや安全性に直結します。
特に以下のような状況では素材の違いが重要です:

  • 高齢者施設などで力の弱い人が使う場合 → 軽さが重要

  • 収納スペースが限られている場合 → 伸縮性や折りたたみ構造が必要

  • 頻繁に屋外保管する場合 → 耐候性が求められる


2. アルミ製刺股の特徴とおすすめポイント

✅ 特徴

  • 軽量(1〜1.5kg程度)

  • サビに強く、耐久性も十分

  • 主に日本国内メーカーが採用

✅ メリット

  • 力に自信がない人でも扱いやすい

  • 長時間持っても疲れにくい

  • 教育現場・介護施設・一般家庭に最適

  • 保管がしやすい

✅ デメリット

  • 強く押し付けるとしなりやたわみが生じることがある(ただし通常使用では問題なし)

  • ステンレスに比べると外見上の威圧感は弱め

     


3. ステンレス製刺股の特徴と注意点

✅ 特徴

  • 硬くて頑丈な素材

  • 表面は光沢があり、見た目に威圧感あり

  • 固定式が多く、シンプルな構造

  • 多くは中国製などの輸入品

✅ メリット

  • 固定式でブレが少ない

  • 安価な製品が多く、2,000円〜5,000円程度で購入可能

✅ デメリット

  • 重い製品もあるため、扱いにくい

  • 安価なモデルは作りが甘く、強度や安全性に不安があるものも

  • 先端に安全キャップがない商品も多く、接触事故のリスクあり

注意すべき点

  • レビューに「曲がりやすい」「ネジが甘い」などの指摘がある商品は避ける

  • 長期間の使用や公共施設での導入には不向きなケースもある

刺股(さすまた)は意味ない?弱点とは?

防犯・護身用具として注目される「刺股(さすまた)」ですが、一部では「意味がない」「実戦では使えない」といった批判の声もあります。刺股の現実的な弱点と、それでもなお選ばれている理由、有効に使うための条件を解説します。


実際に指摘されている刺股の「弱点」

1. 【壁がないと制圧が難しい】

刺股は「押し付けて動きを制限する」構造のため、背後に壁や障害物がないと相手を抑えきれないことがあります。オープンスペースでは、相手が後退するだけで逃げられてしまう可能性があります。


2. 【先端を掴まれると反撃される】

刺股のU字部を相手に掴まれてしまうと、本体ごと引っ張られたり、振り回されるリスクがあります。これは実際の訓練や警備現場でもよく指摘される問題です。

3. 【長時間押さえるのは体力的に厳しい】

刺股は「捕縛」ではなく「一時的な制圧用具」です。特に女性や高齢者の場合、数分以上押し続けるのは困難です。


それでも刺股が「無意味ではない」理由

非殺傷で抑制できる道具として、学校・福祉施設・公共施設で重宝している刺股は相手との距離を確保するだけで被害軽減につながるとも言われています。また、持っているだけで威嚇になるという抑止力効果もあります。

特に、2人以上で使用することで刺股の効果が倍増するでしょう。1人が補助や通報に回ったり、2人で抑えつけるなどして対応します。訓練で「距離感の維持」と「実際の力加減」を身につけると、いざという時に役立ちます。

結論:「刺股が意味ない」のではなく、「意味のある使い方」が重要

刺股は「万能な護身具」ではありませんが、適切な状況で、正しく使えば非常に有効です。意味がないと感じられるのは、道具としての特性と用途のミスマッチによるものです。

施設や家庭で導入する際は、「目的」「使い方」「配置場所」「複数人運用」を意識することで、「刺股=意味ない」という誤解は大きく払拭できます。

刺股は「万能な護身具」ではありませんが、適切な状況で、正しく使えば非常に有効です。意味がないと感じられるのは、道具としての特性と用途のミスマッチによるものです。

施設や家庭で導入する際は、「目的」「使い方」「配置場所」「複数人運用」を意識することで、「刺股=意味ない」という誤解は大きく払拭できます。

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